<総合職> | 2020年 | 入社(新卒) |
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2020年~現在 | 開発センター ワクチン開発課 配属 |
大学、大学院と魚病学の研究室でウイルス病を扱っており、その時の経験や知識を生かせる仕事に就けるように就職活動をしていました。
科飼研については大学の研究室で科飼研の餌を使っており、知っている企業だったので申し込みました。
内定が出た後は、ボーナスの高さ、福利厚生の手厚さから入社を決めました。
新規の鶏用生ワクチンの開発を担当しており、製造販売承認申請と製品化を目指して業務に取り組んでいます。
まず、ウイルスやバクテリアを培養して試験ワクチンを作製し、動物に接種します。その後採血し、血清中抗体価の測定や攻撃を行うことでワクチンの効果を評価しています。
その他にも、既存ワクチンの商品価値の向上(使い勝手、効果や安全性の改良、生産コスト削減)や、試験データを用いた学会発表や他部署への学術的な支援も行っています。
ワクチン開発には自分の興味のある分野の知識や技能が求められるので、まず楽しいと思って働いています。
また、製品化を目指して担当課題を進めているので、予定通りに試験を進め、目標にだんだんと近づいていくことは達成感があります。
試験ワクチンの作製と動物試験を行う実験業務と、実験データの考察と協議、結果報告書の作製、文献検索などのデスクワークを繰り返しています。
今日は動物試験の開始日です。
朝礼の後、メールと今日やるべきことを確認します。
9:00からは、この後に動物試験で使用するワクチンを調製しました(写真)。
今日使用するワクチンは、あらかじめ凍結乾燥して作製し、抗原量を確認しています。
動物舎に向かいます。
写真では、ひよこにワクチンを点眼接種しています。かわいいですね。
この後は、毎日呼吸器症状等の副反応の確認と、毎週採血して抗体検査による効果の評価を行います。
ワクチンの動物試験は期間が長いので、今回の動物試験も無事終わるように祈りつつ事務所に戻り、お昼ご飯を食べます。昼休みは13時までの一時間です。
ワクチン開発課内での打ち合わせです。
2週に1回、各自の担当課題の進捗や問題などを共有、意見交換します。
17:00の退勤時間が近いです。
担当課題によっては、この時間まで実験室や動物舎で作業をしていることもありますが、その日の実験業務が終わっていれば文献調査やデータの考察などのデスクワークを行います。
写真はデスクワークを主に行う事務所の作業風景です。
課員や上司とコミュニケーションを取りやすい環境だと感じています。
就活は受験などとは違う大変さがありますが、どうか疲れすぎないように、納得のいくまでがんばってください。
科飼研の堅実な社風は、私にとっては働きやすい部分が多いと思っています。
皆さんが自分に合った会社に入社できるよう願っています。