牛用大腸菌ワクチン
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トップ子牛の大腸菌による下痢症とワクチン毒素原性大腸菌(ETEC)による下痢症
ETEC下痢症のワクチンによる予防開発の経緯特長有効性・安全性概要

 開発の経緯
 
1979年
フランスの国立農業研究所(INRA)のContrepois博士らは、下痢子牛から線毛抗原K99のほかに、新しくFY、31Aを保有する大腸菌を見出し、この3因子を含有する不活化大腸菌ワクチンが子牛下痢予防に有効であることを実証し、特許を得ました。
1981年 フランス、ローヌ・メリュー社IFFA研究所はINRA特許を実用化し、フランスで承認。
1985年 ベルギー、スペイン、オランダ、西ドイツなどで承認。
1990年 日本で承認。

 ワクチンの特長 ・・・・ 予防範囲が広い
 
1.3種類の線毛抗原(K99、FY、31A)を含有しています。
  Contrepoisら(1985)は、株による子牛の下痢はK99抗体だけでは
  防御できず、K99抗体とFY抗体の両方で防御できることを示しました。
  また、Contrepoisら(1982)は、敗血症子牛から大腸菌を見出しました。
  わが国でも子牛の下痢便中に線毛抗原K99、FY、31A保有大腸菌の存在を確認しま
  した。さらに、株による子牛下痢が株と株との混合感染により
  重篤化し、本ワクチンを注射した母牛の初乳を給与することによって、防御でき
  ることを実証しました。(第101回日本獣医学会(1986))。


2.子牛の大腸菌症の代表的な6種のO抗原群(O8、O9、O15、O78、O101、O117)の
  大腸菌が含有されています。

 ワクチンの有効性・安全性
 
1.実験感染防御試験(表1)
  本ワクチン注射母牛の初乳を給与した子牛では、強毒株の実験感染による下痢発症、
  瀕死が防御されました。ワクチン注射による異常は認められず、分娩も正常でした。

2.野外応用試験成績(表2、表3)
  栃木県下でホルスタイン種の妊娠牛149頭および山形県下で黒毛和種の妊娠牛45頭
  の合計194頭を用いて、野外応用試験(表2)を実施しました。その結果、いずれの
  農場においても、試験牛の臨床症状、分娩および出生子牛に異常は認められず、泌
  乳量への影響も認められませんでした。牛によっては、注射部位に一過性の小さな
  硬結ができたものもありましたが、明かな牛への影響は認められませんでした。
  また、ワクチン注射母牛群からの出生子牛では、注射母牛群からの子牛にくらべ、
  下痢発症が少なく、ETECも検出されませんでした。フランスでの野外応用試験(表3)
  においても、同様に有効性と安全性が確かめられています。
表1・実験感染防御試験成績の概要
表2・野外応用試験(有効性)の概要
表3・フランス35農場でのimocolibov野外応用試験成績


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