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食用魚の養成
 養成池に放養された稚魚は、水温14℃前後で7月上旬には15g、9月下旬に60g、10月下旬には100g、ふ化後1年で200g前後に達します。国内向けの食用魚は70〜100gなので、9月になると成長の速いものは、選別されて出荷できるようになります。市販配合飼料を使用しての飼育例を表に示しました。
食用魚養成例
魚の収容量と生産量

 年間の生産は、一般に水量1個に対して5〜7t、池面積1当たり15〜25kgと考えてよく、この関係から利用できる用水量がわかれば、どの位の飼育池面積が必要となるか求めることができます。生産量を高めるためには、魚の良好な歩留りと急速な成長を保って、できるだけ短期間で食用魚まで育成して販売し、その後に秋稚魚などの大型稚魚を購入放養して、池には年間を通じて常に魚が最高の収容量で入っていることが必要です。

 魚の収容量が注水量に比べて多すぎると、飼料効率や成長率が著しく低下します。これは池中の溶存酸素量が低下するのが主な原因で、ニジマスでは3.5〜4ml/L以下になると急激に低下します。このように収容量を決める最大の要因は、魚に供給される水中溶存酸素量であり、その量が多いほど収容量は多くなります。溶存酸素量は、注水量が多く、用水に含まれる溶存酸素飽和度が高いほど多くなるため、養魚場では注水量の増加や水の曝気などを行っています。

収容量の算出

 よい環境の流水池では、注入水から供給される溶存酸素を消費するものは魚だけと考えてよく、およその収容量は算式によって算出できます。

 算式は毎時魚が利用できる溶存酸素量を、1時間当たり1kgの魚が消費する酸素量で割れば収容量が求められることを示しています。

ニジマス静止時における酸素消費量
 魚の酸素消費量は、水温が高く魚体が小さいほど高い値を示します。表は静止時におけるニジマスの酸素消費量で、この値を1.2〜1.3倍すると、池中における平常の遊泳時の酸素消費量となります。
 このニジマスの平常時の酸素消費量値(静止時×1.2)を使用し、注入水中の溶存酸素量を各水温における飽和量の85%、排水口における維持溶存酸素量を3.5ml/Lとして、注水量毎秒1L当りの魚の大きさ別、水温別の収容量を算出すると下図のようになります。
注水量毎秒1L当たりのニジマスの収容量

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