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技術情報 ・ あゆ

 アユは北海道南部から鹿児島県にまで広く分布し、春3〜4月頃稚魚は海から河川に遡ります。海では動物プランクトンを食べていますが、川に上ってからは川底の石に付着している珪藻や藍藻類を食べて大きくなります。9〜11月になると川を下り、中流または河口付近で産卵し大部分は死んでしまいます。1尾の雌の産卵数は大体2〜3万粒ですが、10万粒位産む個体もあります。卵は直径約1oで、水にふれると付着膜が反転し、粘着性が現れて小石に付着します。ふ化した仔魚は全長約7oで海に下ります。琵琶湖などには湖と川で生涯を送るアユがおり、コアユと呼ばれています。

養魚形態
 アユの池中養殖は、短期間で収益があげられる点で有利です。養殖方法は短期養成と長期養成のほか、電照飼育を行って越冬させる方法もあります。

短期養成

 種苗を早く入手しアユ漁の解禁までに40〜60gに成長させ、若アユの高価な時期に販売します。

長期養成

 普通6〜10月まで飼育し50〜150gのものを順次取揚げて販売します。

電照飼育

 飼育池の上に、水面上で50ルクス以上の明るさになるように蛍光灯や水銀灯を設置し、8月上旬頃から日中を含めて、1日の明るい時間が16時間以上になるように夜間点燈します。こうすると、さびがほとんど現れずに越冬させることができ、越冬アユとして販売されます。

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適地選定
 アユは流水でないと養殖できないため、適地は河川水や地下水・湖水などが豊富に利用できる場所に限られます。飼育適水温は15〜25℃ですが、この範囲であれば高い方がよく、短期養成の場合は春季の水温が20℃位の場所が有利です。水質については、アユは泥濁りを嫌うため清らかな水がよく、注水量は多いほどよいでしょう。少なくとも2時間に1回、池の全部の水が入れ換わる位の水量が必要です。
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施 設
 アユ養殖の施設としては、飼育池と蓄積池、取水・排水施設が必要です。飼育池には長方形や八角形、円形のものがありますが、中心に排水部のある八角形や円形のものがよいとされています。大きさは面積100〜150が適当で、側壁の高さを1m位とし、水面上の側壁が20〜30cm残るように水を入れます。円形池は直径11m、面積約100を標準とし、水深は中央部をやや深くし、水は円を描くように流します。

 蓄養池は販売前に1〜2日間活けじめするためのもので、河川水利用の場合は泥や砂が流入しないように沈殿池をつくります。
養殖施設
アユの円形飼育池(単位:cm)

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